2024年10月現在、WordPressに関する問題が一部の界隈で発生している様です。とりあえず現状、自分の勉強も踏まえて、初見を書いてみたいと思います。
騒動の内容
WordPress専用のホスティングサービスを提供する企業である WP Engine と、 WordPress.comを運営しているWeb会AutomatticのCEOであるWordPress の共同創設者でもあるマット・マレンウェグ(Matt Mullenweg)との対立を指す様です。
今回の「WordPress騒動」の原因は、WordPressユーザに非常に人気のあるプラグイン「Advanced Custom Fields (ACF)」が Automattic によって「Secure Custom Fields (SCF)」としてこのプラグインを開発したWeb会社に無断でリリースされされたことにある様です。
WP Engine が所有する ACF は、カスタムフィールドを簡単に追加できるプラグインで、WordPressユーザーに非常に人気でした。
しかし、2024年10月、マット・マレンウェグは「セキュリティ上の問題と商業的なアップセルの削除」を理由に、このプラグインを SCF としてリリースすることを発表したのです(ACF には有料版へのアップグレードを促す要素が含まれており、これが WordPress.org の方針に反しているとされました)。この行動は WP Engine 側の同意なしに行われたもので、ACFチームはこれに対し強く反発している、というのがこの騒動の背景です。
簡単に言うとこんな騒動の様です。
それに関しての影響
この騒動に関して、私達Web制作者に与える影響は何か、と考えたのですが、「今の所、大きな問題はない」と思います。まず直接Advanced Custom Fields (ACF)というプラグインを使っていないのであれば、何も影響がないです。後代替のCMSを用意しなければ、という声もX上で見かけたりしますが、「じゃ、どのCMSが良いか?」という話になります。既存WordPressのサイトから別のCMSに変更するのは大変でしょうし。色々考えてみたのですが、この問題って数ヶ月したら風化しそうな気がします。