デザインの情報設計について

今仕掛かり中の案件をやっている中で、デザインの情報設計、特にサイトイメージの共有の方法について新たな学びがあったので、記載していきたいと思います。

サイトのコンセプトについて

サイトのコンセプトに関してですが、なんとなく決めるのではなく、論理的に詰めていき、その上で決めていくべきかと思いました。
(そんなの当たり前やん、という話かもなのですが)例えはAという製品を売り込む為のLPを作成するとします。コンセプトを考える際、以下をまず考えるべきかと。
 ・誰に購入をさせたいのか(ターゲット・ペルソナは何か?)
 ・どの様に購入させたいのか
 ・Aという製品はどのような性質を持つのか?
  (手頃な商品なのか、それとも高級なものなのか?日常使いなのかそれとも特別な時に使いたいのか等)

他にも色々コンセプトを決定する為の要素があるかと思います。それらを統合的にまとめ、その上で言語化し、現実世界にあるものに置き換える。それが個人的に必要な事なのかと思いました。

サイトのイメージについて

サイトのコンセプトが決定したら、その後そのサイトコンセプトを表現している参考サイトを集めます。一番効率が良いと思ったサイトは以下と考えています。

Webサイトの一覧が載っているサイトですが、業種別やテイスト別にマージされていて、探し易いです。今後はこちらを活用していこうと思いました。そのサイトが集約された部分より、サイトイメージを表現する言葉を抽出します。例えば以下の通りです。
 ・格調高い
 ・優しい
 ・柔らかい
個人的にサイトイメージを表現する形容詞が一番プロジェクトメンバーと共通の認識を持てる様な気がしました。なので形容詞での抽出がオススメです。

再度参考探し

サイトイメージを表現する言葉を抽出した後、その言葉が表す参考サイトを探します。抽出した言葉が「格調高い」「優しい」「柔らかい」だった場合、それを表現する参考サイトを探します。今回はサイトコンセプトではなく、表現する言葉に沿ったサイトを探します。またSANKOUを利用するのがやり易いと思います。それらのサイトを探した後、さらにイメージを膨らましたり、アイディアを出す為、ムードボードを作ります。

※ムードボードの例 →ここからさらにイメージを膨らませて、あしらいや装飾のアイディアを出していきます。

そこからようやくデザインカンプを作成していきます。ただその前にワイヤーフレームを作っておくのが先ですね。そのワイヤーフレームの作成の中で、デザイン4原則に則った情報の要素の整理もやっておくのが吉と思います。情報設計は前述した通りサイトコンセプトの策定を行ったり、色々決めておく必要があるのですが、このサイトイメージの作成は特に複数人でチームを作って制作する場合、やっておくべき事と強く思います。

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